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ポリフォニカ4話読破

すげーーーー!!
超面白かった!!!11


小説3,4巻より数倍面白い。
これは来てるね。



↓以下ネタバレ注意。


やはり、今回の大きな事件は「再奏世」だろう。

<嘆きの異邦人>のトップ、ボルゾンが求めたもの。
――それは、自己を理解できないくだらない世界の破壊。
そして、自分が新たに創造する世界の「神」となること。


ここでは、天才は他者の理解を得られず、また他者を理解しないというテーマに基づいて、自己への慢心、他者を受け入れる意味が無いとする独尊がもたらす悲惨な結果を描いている。

まあ、最終的にボルゾンが失敗の理由を真に理解したとは思えないが。


そして<嘆きの異邦人>のメンバーは、最後の最後まで自分が共にボルゾンの理想と共に歩んでいると思いながら、ただのボルゾンの踏み台にしかなって居ない事に気づかない。
我々の世の中の構造の―――いわゆる「汚い部分」を如実に表している。


そして。
やはり自己を形成する世界があってこその「自我」であるということを、切に語っている。

コーティが居て。ユギリ姉妹が居て。レンバルト、ユフィンリーも居て。
それらが共に「ある」ことを判っているフォロンには、圧倒的な「強さ」がある。

周囲に誰も居ないと考えるボルゾンは、自己を理解していないことと同義であり、すべからく敗者となったといえる。



・・・とまあ御託を並べてみたところでまったく面白さを伝えられないので、端的に言うと


とりあえず1&2話を読んだならこれやらなきゃ損。
話の展開もヤマ場がすごい盛り上がって、バトルも燃える。
ついでにイアリティッケに萌える。(ぇ

そして原作の榊一郎氏の自称である「軽小説屋」からは想像できない重み。
他との比較をすると、
Fate並にシビアであり、また水月に近いほどシュールである。


まあ何と言うか、ひとつの「ライトノベル」として読むにはもったいなさ過ぎるほど、いくつもの重いテーマを抱えた作品だ。


お一ついかが。




しかしペルセの出番が少ないのは悲しい・・・。
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